いや、ホントにスーさん怖かったんですよ。びっくりしたわ。
今日、授業でスウェーデンの音楽療法のビデオ見たんですよ。日本とは異なる方法で行われているスウェーデンの音楽療法を知ろう・てことで。こっから若干お退屈さまなお話ですがご容赦くださいね。
現在日本での音楽療法の主流は、アメリカで確立されたノードフ・ロビンス式というものなんですよ。対象者の発する表現を汲み取って即興で音楽を作り出し、対象者との対話を主眼とする療法手段なんですが…
対してスウェーデンでの主流はFMT・脳機能回復促進音楽療法というもので、決まった音楽を使い、決まったプログラムをこなすというものなんですよ。メソッド方式でテンプレートがしっかり決められているらしいです。
即興を主として使い毎回違った音楽が流れるNL式とは対照的に、FMTはカリキュラムが定められているので毎回決まった音楽が使われる。これだけでもじゅうぶん違いがあるのですが…
ここからが一番の違いで、このFMT、施術中に一切言葉を発さないんですよ!
対象者への指示も身振りと目力だけ。対象者との対話も療法士の発する空気と目力だけ。対象者との対話を第一に考えるNL式に対し、FMTは完全に対象者の自主性に任せているんですね。
ビデオの中ではホントに言葉は使われず、施術中は一切無言。終始無言。スーさん怖いです…!療法士が全身から出してる空気が、ビデオ越しでも明らかに重い!!プログラムを受けてる対象者さんの表情がとてもいたたまれなかったです…
その無口で威圧感のある様がホントにスーさんを思い起こさせて、授業中またまた一人思い出し笑いをする私。挙動不審丸出し。だが止められん!スーさん大好き!!!!
これだけ聞いたら『なんだってそんな方法でやるんだ』って思うんですけど、しっかり効果が上がってるからこそスウェーデンで主流になってるんですよねー。
実際、今回見たビデオの対象者さんも、回数を重ねるごとに笑顔が増えたり表現が多彩になったりと明らかな変化が見られましたし。うーん、奥深い。
ところで。
スウェーデンには王様がいらっしゃるらしいので、その音楽療法を教える音楽大学も王立なんですよ。ストックホルムに王立音楽院があるらしいです。なんかこういう『王立』って響き、何だか憧れるものがありますよね(笑)
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